映画と恋愛ときどきビジネス

精神が文学部から卒業できてない社会人のポエム帳

“the diamond in the rough”

朝起きると、ビジネスの師匠で、実の親よりお世話になってるんじゃないかと思う人から、ホテルのラウンジの住所と、「夜ここに来れないか」という連絡が来ていた(この人の連絡は、いつも唐突だ)。
仕事で近くに来ているらしい。
「ういー」と返信すると同時に、出席を約束していた同僚の飲み会に、キャンセルの連絡をした。

「了解です。ちなみに別用って何?(うざい上司風 笑)」
「でーと。」
「?!(LINEスタンプ)」

申し訳ないが、ここで無視(同僚なので、後から口頭フォローできる)

会社についたら、そのままお客さんとの打合せ会議室に直行した。相手は、海外から来た映画プロデューサーだ。別チーム宛の来客だったけど、前職で映画製作をしている部署にいた関係で、私も同席を依頼された。
ガッツに溢れた人で、別業界の会社を経営をしていたが、巡り合わせがあって、映画プロデュースに漕ぎつけたそう。が、企画書を見てると、興行成績というより出来が若干不安になる製作陣、題材も暗い。
話を変えて、プロデューサー本人が経営している会社について質問しまくった。

11時頃、友人が出社してきた。
昨夜、会社の人たちとカラオケに行ったそうで、楽しかったけど酔ってやらかした(?)という話を聞く。
14時前に友人は退社していった(何しに会社に来たんじゃ笑)

やらなきゃいけないことはあるけど、来週何とかすれば大丈夫なスケジュール感のものばかりで、オフィスにいても気乗りがしない。
なので、午後は思い切って会社から1番最寄の繁華街まで歩いていき、ビジネス書コーナーに居座った。
そして、社費で本を2冊買った。

天気予報アプリから、夜から明日にかけて大雨っていう通知が来る。
でも、師匠との移動はタクシーだから、多分だいじょぶだろう。テンションがどうも上がらないという実害があるだけ。
買った本を読みながら、実写の『アラジン』をもう1回は観に行きたいと思っていることと、気になる映画で見れてない映画が3本あるのを思い出した。

『アラジン』に敵役として出てくるジャファー大臣は、国王の座を狙って魔法のランプを手に入れたいと思っていたが、ランプがある洞窟には魔法がかかっており、“the diamond in the rough”(ダイヤの原石、前途のある若者)しか入れないようになっていた。
そのためにジャファーは、国中からめぼしい若者を拉致しては洞窟に潜入させるも、ジャファーが連れてきた若者は洞窟のお眼鏡にかなわず、みな洞窟に足を踏み入れた瞬間、生き埋めにあってしまう。

師匠の足元には全く及ばないが、初めて会ったときから数年経ち、少しだけ近い仕事をするようになった。出会った頃と同じく、魔法の洞窟のなかにある、師匠が欲しがっているものはわかる。私はいつまで、あなたのdiamondでいられるだろうか。

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